学習会とは
毎週みんなで集まって文献を読みすすめたり、議論したりします。学術会のレーゾンデートルです(たぶん)。
あらかじめ決めておいたレポーターがレジュメを用意して発表し、 それをもとにみんなで議論します。
人数は4人から9人くらいで、各自が好きな学習会に参加します。自分にとって興味がある事柄であれば、何でもそれをテーマにすることができます(たとえば「ニコニコ動画の環境が動画視聴にもたらす影響」といった身近なテーマから、「人間は物自体を認識できるか」といった深遠なテーマまで)。
たとえば、2010年度前期は「社会哲学パート」「科学哲学パート」「歴史学パート」「時事問題パート」などを行いました(学習会のことを学術会ではパートと呼びます)。それらの中から興味がある学習会に参加するような形になります。
※2011年度前期はまだ詳細は未定ですが、新入生向けのパートを作る予定です。
参加したい学習会が無いときは自分で仲間を集めてやりたい学習会を作ってしまうことも可能です。
講義に出たり自分で本を読んだりする時とは違い、他人の意見を聞いたり 自分の意見を言ったりします。(イメージは大学のゼミのスタイルに近いと思ってください。)
また、一人だと挫折してしまいそうな文献でも、教えてもらったり話し合ったりしながら読み終えることができます。
せっかく大学に入ったんだから、難しい文献も読めるようになりたい!と思っている方などにもお勧めです。
過去の学習会で扱った主な文献
哲学分野
伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』
木田元『反哲学史』
野矢茂樹『哲学の謎』
ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』
東浩紀『存在論的、郵便的』
アドルノ、ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』
社会学・政治哲学分野
マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』
リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』
Anthony Giddens "Runaway World"
大澤真幸『文明の内なる衝突』
見田宗介 『現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来』
マックス・ウェーバー 『職業としての学問』『職業としての政治』『社会科学の根本概念』
歴史学分野
大島清 『高橋是清 ― 財政家の数奇な生涯』
経済学分野
岩田規久男、飯田泰之『経済政策入門』
グレゴリー マンキュー 『マンキュー経済学<1>ミクロ編』
フリードマン『資本主義と自由』
その他多数、論文なども扱いますが、初心者向けの文献も扱いますので事前知識のない方も大歓迎です。