サンデル学習会のおしらせ

このたび、首都大学東京・学術会ではNHKで放送中の「ハーバード白熱教室」を書籍化したマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』の学習会(読書会)を開催します

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

現実社会の問題をとおして思考実験を繰り返すことによって、リベラリズム、リバタリアリズム、功利主義コミュニタリアニズムなど様々な立場の倫理・思想をわかりやすく俯瞰した上で、その先を考えようとする本です。

たとえば、五人を助けるためなら一人を殺してよいのか、自分の腎臓を売ることを認めていいのか、アファーティブアクションをめぐる問題など、「正義」とは何か、「善」とは何か…etc.

社会哲学、法哲学、思想といったものをまったく知らない人でもわかりやすい学習会にする予定です。

基本的に毎週月曜日18:00-から一時間半×5回を予定しています。初回は1章、2章。

学外・学内問わずサークル外から参加して下さる方を募集しております。本を持ってなくても、読んでいなくても問題ないので、少しでも興味ありお時間のある方は以下の期日・場所にお集まりください。

初回日時
6/14(月) 18:00-19:30
集合場所
首都大学東京南大沢キャンパス 正門前(南大沢駅から5分。駅から直線できたところにある門です)。

なにか質問などがありましたら、遠慮なくコメント欄やサークル宛のメールでお問い合わせください。

学術会の紹介と今後の新歓日程

 こんにちは、学術会です。
 本日サークル紹介に来ていただいた方、ありがとうございます!来ることができなかった方、はじめまして!


 この記事では学術会の紹介と、今後の新歓日程についてお知らせいたします。


☆学術会の紹介
 学術会は、部員の興味関心に基づいてテーマを決め、それについて勉強をする自主ゼミサークルです。
 自分にとって興味がある事柄であれば、何でもそれをテーマにすることができます(たとえば「ニコニコ動画の環境が動画視聴にもたらす影響」といった身近なテーマから、「人間は物自体を認識できるか」といった深遠なテーマまで)。
 他にも、年二回の論文集の発行、夏休み中の合宿(東京近郊)、大学祭での展示や講演会の企画などの活動を行っています。


 この説明を読んで学術会に興味をもった方は、新歓行事にご参加ください!
 質問やもう少し詳しく説明を聞きたい方も、新歓行事にご参加ください!


☆今後の新歓日程(随時更新予定!)
 4月7日 第一回論文発表会(歴史学、法学) 
     集合場所:部室(学生ホール422)
     時間:16時半〜18時
     ※発表会後に食事会を計画しております(参加無料)


 4月16日 第二回論文発表会(未定)
     集合場所:部室(学生ホール422)
     時間:16時半〜18時
     ※発表会後に食事会を計画しております(参加無料)。



連絡先
E-Mail:tmugakujutsu_kai@yahoo.co.jp
部室:首都大学東京 学生ホール422(学生ホールは階が分かりづらいのでエレベーターで来ることをオススメします。エレベーターを降りてすぐ右です!)

哲学・思想パート2010年前期概要

学術会ではパートと呼ばれるいくつかの学習会に分かれて学習を行います。
そのうち、哲学・思想パートの今期概要が決定したのでひっそりとお知らせいたします。

■哲学・思想パート

文献
木田元『反哲学史』(講談社学術文庫)
日程
後ほどお知らせします。週1回。
説明
ギリシャ哲学から始まる哲学史の基礎知識の習得、入門を目標とします。1年生やまったく前提知識のない方でも理解、議論に参加できる学習会を目指します。
そのほか、該当文献が終わり次第やるかもしれないこと(未定)
日本の戦後思想史、アメリカ社会哲学入門。参加者の希望を聞いて決定します。




多くの方の参加をお待ちしております。

連絡先
E-Mail:tmugakujutsu_kai@yahoo.co.jp
部室:首都大学東京 学生ホール422(学生ホールは階が分かりづらいのでエレベーターで来ることをオススメします。エレベーターを降りてすぐ右です!)

合宿レポート

久々に学術会ブログとか書いてみる。合宿レポート。

場所:第3新東京市箱根・仙石原
日:22〜24日

1日目

煙が出ているところが、多分大涌谷

小田原からバスに揺られ、ホテル到着。山道凄いね。というか、道が狭い割には飛ばすし、交通量多いし…。なんなのだろう、あれは。

ホテルにて。『空中庭園』鑑賞会。

空中庭園 通常版 [DVD]

空中庭園 通常版 [DVD]

綺麗な家(ベランダには植物一杯!)に小泉今日子が隠し事のない幸せな家族をつくろうとするゲーム物語。最後は一応ハッピーエンド。
綺麗な家といっても、田園都市線的な高級住宅地のイメージある郊外ではなく、京王線沿線的な外観だけ綺麗で物語のないマンションだったりするわけですが。
あと、今調べたらホテル野猿(実在の方)がウィキペディアに項目あって笑った。

二日目

箱根ガラスの森

…箱根って、こういう西洋風の美術館多いのは何故…。
一応、ヴェネチア風らしい。池の鴨がネギしょってた可愛かったことが印象に残ったぐらい。

芦ノ湖の海賊船。後輩のS君が「海賊じゃなくて、湖賊じゃないか」とか突っ込んでた。

芦ノ湖畔に寝てた猫。

夜はドーンオブザデッド鑑賞会。

3日目

特になし。

…ごめんなさい、途中で書く気がうせました。

(文責K.D.)

福音書 緒論

マタイ福音書

■著者
結論から言えば、著者は不明。イエスの言葉を直接聞いた書いたのではなく、マルコやQ資料、M資料を用いて、著者が編集したもの。昔は、徴税人マタイが、イエスから直接聞いた教えや自らの経験を著したと考えられていたが、現代の研究水準から見た場合、それはありえない。

■成立年代
一世紀末、特に、80年代後半と考えられる。

■成立場所
作品中に、ユダヤ教批判が多く見られること、また、異邦人の存在が強調されていることから、ユダヤ教世界と異邦人世界の接点となる地域、例えば、シリアが考えられる。

■構成
五つのブロックに分かれている。
序文:イスラエルの歴史
第一部:イエスはどんな人物か
第二部:イエスは何を教え、何をしたか
第三部:なぜメシアは苦しみを受けるのか
第四部:エルサレムでの最後の日々


コメント。
この程度でいいので、皆さん、すばやくアップしてください。
誰もアップしない場合、来週を最後に本当に消えますよ。

ルカ福音書

■著者
エイレナイオスによれば「パウロの同伴者ルカは、パウロの語ったことを福音書に書いた」といっている。パウロの同伴者に医者であるルカという人物はいるが、著者ではない。なので、著者は不明。続編として『使徒言行録』を執筆したとされる。この両方の著書を書いた人物を「ルカ」と呼ぶ。マルコ、Q資料から採用するが、福音書の半分以上が特殊資料。

■成立年代
70〜90年ぐらい。おそらく80年前後。

■成立場所
パウロの伝道圏内の一都市

■特徴
・神の救いの歴史を描出
・歴史叙述の特徴
・物語を「順序正しく」つなぎ、線的に展開させる

UPしておきました。

神学パート改

予定をかなり変更したので。

第一回 旧約聖書の概略
第二回 歴史
第三回 聖書読解1
第四回 聖書読解2
第五回 聖書読解3
第六回 聖書読解4
第七回 聖書読解5
第八回 近代・キリスト教・シュライエルマッハー
第九回 カールバルト『ローマ書講解?』
第十回 カールバルト『ローマ書講解?』

の予定ですが、日程的に、厳しいかもしれない。
バルトの前で、一旦切るか、聖書をすばやく読むか。
やりながらぼちぼち考えて行きましょう。

※使用文献・参考文献
1聖書
2聖書注解
3バルト本・シュライエルマッハー本
4「役に立つ神学」